飲まない会とは

会員番号:4 ジョン

 2019年7月に断酒して1年が経ちました。我慢に我慢を重ねて到達した1年ではありません。我慢だけでは1年間続けるのは不可能だったと思います。
断酒1年を迎えた時は、まだかまだかと日々カウントダウンしていたわけではなく、気づいたらいつの間にか1年経っていたという感じです。

 私は決して意思が強いわけではありません。その証拠に過去何度もスリップを経験してきました。お酒やめよう、いや今日だけは飲もう、やっぱりやめよう、いや今日は無理・・・そんな葛藤を繰り返してきました。

 私の周りには病気などの理由を別をすれば自主的に断酒に取り組んだ人はいません。お酒を飲むのは当たり前、お酒を飲むと楽しくなれる、お酒はおつき合いには欠かせないと考えている人ばかりでした。

 だから、私の考えつく唯一の方法は「ひたすら一人で我慢」だったのです。断酒に正しい方法があるなんて知る由もありませんでしたし、お酒を本気でやめたいと考えている人が他にもいるなんて想像もつきませんでした。

 この1年を振り返ってみて、今回断酒を継続できたポイントは①「決断」②「情報」③「仲間」の3点だったと思います。どれが欠けても継続は難しかったことでしょう。

 1つ目は「決断」です。まずは自分で本当にお酒をやめると決めたことから全ては始まりました。今までのなんちゃって断酒ではなく、本当にやめたいと思うことでしっかりと覚悟を決めることができたのです。その決断が呼び水となり、その後の自分の人生を大きく変えてくれることになる「情報」と「仲間」をたぐり寄せることができました。

 2つ目は「情報」です。ある日、ネットで「断酒」「禁酒」「お酒やめる」などのキーワードでひたすら検索していたら、たまたまヒース・レイカーさんの「アルコール依存症じゃないけど、酒をやめたい!」がヒットし、貪るように読み始めました。

 文字だけで画像はないし、名前はあやしいし、やたらと文章が長いし、普通だったら絶対スルーしていたはずなのに、そこに書いてある赤裸々な体験談や断酒の具体的ノウハウから目を離すことができませんでした。何度も読み返し目から鱗が落ち、「これは本物だ」という確信を得ました。そして書かれていたノウハウを黙々と1つ1つ試していきました。この再現性のある正しい情報がなければ断酒の継続はありえなかったと思います。

 3つ目は「仲間」です。最初は周りに仲間がいなかったのでたった1人で取り組んでいましたが、「断酒天国」と「飲まない会議」のおかげで他にも同じ目的の仲間がいることを知り、精神的に大きな支えとなりました。決して綺麗ごとではなく、真摯に断酒に取り組んでいる仲間たちの姿をネット上でもリアルでも見るたびにどれだけ励まされたことかわかりません。

 もし断酒を始めていなかったら、と思うと怖くなります。時間は毎年同じように確実に過ぎていくけれど、自分は少しずつお酒に心も体も浸食され衰えていくだけなんて、一体何のために生きているのかわかりません。

「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」(年年歳歳花相似 歳歳年年人不同)

 春になれば毎年同じように花は咲くけれども、その花を見ている人は毎年変わっていて同じではない、という時のうつろいゆくさま、人の世のはかなさや無常を詠んだ漢詩の一節です。

 もう人生をお酒に費やし無駄に過ごすことはしたくありません。断酒をしていても、飲酒をしていても同じように時間は過ぎていきます。でも、向かう方向はまるで逆です。これから私はしっかりと前を向き、自分の本来の人生を取り戻し、そして2年後には「10期 完全覚醒」を目指したいと思います。

 

ジョン

<< 戻る

 

GO TOP

 

Party Of Nomanai